Gyeongbokgung Palace: 韓服を着た女性たち [Photo Credit] KTO IR Studio
要約 – 景福宮はソウル最大の宮殿。韓服を着れば入場無料!
韓国王室の中心を歩こう:色鮮やかな守門将交代儀式(10:00 & 14:00/火曜休み)を見学し、勤政殿、慶会楼、香遠亭といった名所を巡ったら、隣接する国立宮殿博物館と国立民俗博物館(無料)へ。実用情報:季節ごとの開館時間(閉館30~60分前が最終入場)、入場料は大人3,000ウォン、18歳以下・65歳以上・韓服着用者は無料。地下鉄の出口は門のすぐ近く、外国語ガイドツアーも毎日実施(火曜を除く)。夜間開放は春・秋の特別チケット制で、すぐに完売する人気イベント。
1. はじめに
ソウル旅行を計画しているなら、絶対に見逃せない場所があります――それが景福宮です。朝鮮王朝の五大宮殿の中で最大かつ象徴的な宮殿であり、韓国の王朝文化の壮大さと精緻な建築を体感できる特別な場所です。歴史愛好家、写真好き、忘れられない文化体験を求めている人、誰にとっても景福宮は必ず訪れるべき観光地です。
景福宮は、韓国を訪れる外国人旅行者の間で人気観光地第1位を誇ります。
2. 景福宮の簡単な歴史
景福宮(경복궁)は「天に大いに祝福された宮殿」という意味を持ちます。1395年、朝鮮王朝の創始者である太祖の時代に建てられ、何世紀にもわたって政治と文化の中心地としての役割を果たしました。しかし、日本による侵略で被害を受けた歴史もあります。幸いなことに復元作業によって往時の姿が取り戻され、訪れる人々は韓国の豊かな歴史の栄華を目の当たりにすることができます。
3. 景福宮の営業時間 &入場料
🕛 営業時間
– 1月~2月、11月~12月:09:00~17:00(最終入場 16:00)
– 3月~5月、9月~10月:09:00~18:00(最終入場 17:00)
– 6月~8月:09:00~18:30(最終入場 17:30)
※ 毎週火曜日は休館

プロのガイドと一緒に景福宮を探訪し、歴史を生き生きとした物語で体感しましょう。ツアーは定刻に、興礼門の情報デスク前にある集合場所から出発します。個人参加の場合は予約不要で、料金も無料です。
🌐 言語別ツアースケジュール
– 英語:11:00、13:30、15:30
– 日本語:10:00、14:30
– 中国語:10:30、15:00
– スペイン語:10:30、15:00(金・土のみ)
– フランス語:11:00、15:00(水・木のみ)
※ 英語、日本語、中国語のツアーは、火曜日を除き毎日実施されています。
5. 景福宮 マップ&見どころ

① 光化門(광화문)– 宮殿の荘厳な正門
② 勤政殿(근정전)– 王の即位式や朝儀が行われた正殿
③ 思政殿(사정전)– 国政を執る王の執務室
④ 康寧殿 & 交泰殿(강녕전, 교태전)– 王と王妃の居所
⑤ 弘慶閣 & 含元殿(홍경각, 함원전)– 学者のための書堂
⑥ 慈慶殿(자경전)– 大妃(王の母)の居所
⑦ 東宮(동궁)– 世子(王位継承者)の居所
⑧ 啓祚堂(계조당)– 王室の祖先祭祀を行う祠堂
⑨ 興福殿(흥복전)– 王族の居所
⑩ 含和堂 & 集慶堂(함화당, 집경당)– 王の側室たちの居所
⑪ 香遠亭 & 建春宮(향원정, 건청궁)– 風光明媚な楼閣と王室の居所
⑫ 集玉齋(집옥재)– 中国と韓国の建築様式を融合した独特の書庫
⑬ 大遠殿(대원전)– 歴代の王を祀る追遠殿
⑭ 慶会楼(경회루)– 池の上に建つ壮大な宴会場
⑮ 修政殿(수정전)– 官僚の執務施設
5-1.② 勤政殿:正殿

数ある建物の中でも「勤政殿(근정전)」は景福宮で最も重要な建物の一つです。ここでは王が高官と公式会議を開き、王室の大礼を執り行い、外国の使節を迎えました。壮麗な建築と精緻な装飾は、朝鮮王朝の精神を見事に表現しています。
5-2.⑭ 慶会楼:池に浮かぶ壮観な宴会場

人工の池の上に優雅に建つ「慶会楼(경회루)」は、朝鮮王朝時代に王室の宴会や公式行事が行われた場所です。水面に映るその建築美は、景福宮の中でも特に絵になる景観の一つであり、春や秋には四季折々の風景を撮影しようとする写真家たちで賑わいます。
5-3.⑪ 香遠亭:自然に包まれた静かな憩いの場

人工の池に浮かぶ小島に建つ「香遠亭(향원정)」は、自然と調和した静寂の趣を漂わせています。小規模ながらも優雅な造りで、宮殿内における安らぎの隠れ家として設計され、訪れる人々に豊かな緑と静かな水辺に囲まれた穏やかなひとときを提供しています。
5-4. 国立宮殿博物館

光化門のすぐそばに位置する「国立宮殿博物館」には、朝鮮王室の歴史と文化を伝える豊富な遺物が収蔵されています。展示品には王室の衣装、儀式用具、歴史的遺物などが含まれ、韓国王朝の壮大さを深く知ることができます。しかも、入場は無料です!
5-5. 国立民俗博物館

韓国の伝統的な生活様式に関心がある方には「国立民俗博物館」が必見です。景福宮の敷地内にあり、韓国人の日常の暮らし、四季折々の習俗、民間信仰などを展示しています。豊富な歴史資料を通して、韓国人がどのように生活し、働き、祝い事をしてきたのかを体験的に学ぶことができます。
5-6.⑥ 慈慶殿:思いを込めて建てられた宮殿

朝鮮王朝第22代・正祖が母の恵慶宮洪氏のために建てた「慈慶殿(자경전)」は、精巧な花模様の壁で飾られた美しい宮殿の一角です。王宮内の女性のために設けられた空間であり、当時の王族女性たちの日常生活を垣間見ることができます。
5-7.④ 康寧殿:王の生活空間

「康寧殿(강녕전)」は王の寝殿であり生活の場として使われました。この殿は、王の安寧を重視しつつ、王宮建築における伝統的な儒教の理念に基づいて設計されています。その造りは、朝鮮時代の君主の私的空間にふさわしい威厳と簡素さを表しています。
5-8.④ 交泰殿:王妃の生活空間

「交泰殿(교태전)」は勤政殿の背後に位置し、王妃の居所であり、宮廷内の女性たちの中心的な空間でした。この建物からは、朝鮮王朝における王妃の私的な生活を垣間見ることができ、宮廷運営や王室の伝統において果たしていた重要な役割を示しています。
5-9.⑦ 東宮:世子の居所

「東宮(동궁)」は世子(王位継承者)の居所であり、即位前の生活と学びの場でした。未来の王として成長するために、ここでは教育と規律が重視され、世子が王としての務めを果たす準備を整える場所でもありました。
5-10.① 光化門:景福宮の正門

景福宮の正門としてそびえる「光化門(광화문)」は、朝鮮王朝の権威と威厳を象徴する門です。歴史の中で何度も再建を繰り返してきましたが、現在もソウルを代表する重要なランドマークとして、壮大な宮殿群の入口の役割を果たしています。
5-11.① 守門将交代儀式:必見イベント!

景福宮で最も人気のある見どころの一つが「守門将交代儀式(수문장 교대식)」です。このイベントは朝鮮王朝時代の伝統的な守門将の交代を再現したもので、鮮やかな王宮の制服、伝統音楽、迫力ある行進が見どころです。
– 日程:火曜日を除き毎日
– 時間:午前10時 & 午後2時
– 所要時間:約20分
– 場所:光化門前
華やかな儀式と色鮮やかな衣装は、訪れる人にとって必見の体験です!
「韓服を着て、慶会楼で絶景写真を撮ろう!」
6. 景福宮への行き方
🚇 地下鉄
– 3号線 景福宮駅 → 5番出口(徒歩5分)
– 3号線 安国駅 → 1番出口(徒歩6分)
– 5号線 光化門駅 → 2番出口(徒歩6分)
🚌 バス
景福宮周辺には多くの路線バスや観光シャトルバスが停車します。
– 停留所:景福宮 → バス:109、171、272、601、606、710、1020、7025
– 停留所:徳成女子中高等学校 → バス:171、272、401、406、704、710、1020、7025
🚖 タクシー
運転手に「景福宮(경복궁)」と伝えれば大抵すぐにわかってもらえます。
7. 景福宮周辺のおすすめグルメ
景福宮周辺には歴史ある多彩な飲食店が集まっています。TripAdvisor、Naver、Googleなどで近隣のレストランを調べ、レビューや評価を確認するのもおすすめです。数多くの選択肢がありますが、特に韓国の伝統フルコース「韓定食」や高級韓牛(韓国産牛肉)は、多少値が張っても体験する価値があります。
8. 景福宮周辺の必見スポット
📍 北村韓屋村
景福宮と昌徳宮の間に広がる歴史的な街並みで、かつては朝鮮時代の両班(貴族)が暮らしていました。現在は伝統的な韓屋と現代建築が融合し、観光地として人気を集めています。保存状態の良い韓屋住宅、文化体験、カフェやレストランを楽しめる魅力的なエリアです。
📍 仁寺洞
ソウルを代表する伝統文化の街として知られ、景福宮の東に位置します。メイン通り「仁寺洞キル」には韓国工芸品、書道具、陶磁器、土産物を扱う店が並び、さらに伝統公演、美術展、本格的な韓国茶屋も楽しめます。
📍 清渓川
景福宮の南にある都市型の川で、都会の喧騒から離れてリラックスできる憩いの場です。散策路や心地よい雰囲気で地元の人にも観光客にも人気。夜はライトアップされ、夜景散歩にも最適です。
📍 光化門広場
光化門の正面に広がる広場で、観光客と市民の集いの場。李舜臣将軍像や世宗大王像といった歴史的モニュメントがあり、文化イベントや展示も頻繁に開催される活気あるスポットです。
📍 西村(서촌)
景福宮の西側に位置する隠れた名所で、芸術家のアトリエや独立系ギャラリー、趣ある飲食店が点在します。北村が両班文化を色濃く残すのに対し、西村はより素朴で芸術的な雰囲気が魅力です。
必見スポット:
– 尹東柱文学館:詩人・尹東柱が暮らした下宿を改装した記念館
– 李箱の家:韓国の代表的な文学者・李箱の生家
9. 景福宮観光のヒント

– 朝早く訪れる
早い時間に到着すれば、混雑を避けて静かな朝の光の中で美しい写真を撮ることができます。
また、周辺の観光スポットを回る時間も十分に確保できます。
– 歩きやすい靴を履く
景福宮は広大で、見学にはかなりの歩行が必要です。
周辺の観光地も徒歩で楽しむのが最適なので、歩きやすい靴は必須です。
– 韓服を着て無料入場
韓服(伝統衣装)を着用すれば、景福宮に無料で入場できます!
宮殿周辺には韓服レンタル店が多く、美しい写真を撮りながら散策することで忘れられない体験になるでしょう。
– 水と軽食を持参
宮殿内の散策は体力を使い、飲食できる場所も限られています。
水や軽食を持参し、見学中にリフレッシュできるようにするのがおすすめです。
– 天気予報をチェック
景福宮での活動の多くは屋外なので、季節に合わせた服装を準備しましょう。
夏は蒸し暑く、冬は厳しい寒さになるので、事前に計画を立てて備えることが大切です。
🌍 最後に
景福宮は単なる歴史的遺跡ではなく、韓国の豊かな歴史をたどる旅の出発点です。壮麗な殿堂や王室の儀式、美しい庭園や静かな楼閣まで、宮殿のすべてが特別な体験を提供してくれます。
今すぐ旅行を計画して、景福宮で忘れられない思い出を作りましょう!